先輩に質問してメモを取る
スキルアップのためにも、かわいがられる後輩になるためにも、わからないことは質問していきましょう。しかし質問をする際には、先輩への配慮がなければかえって嫌われてしまうこともあります。丁寧に教えてもらうために、そして教えてもらったことをきちんと整理するために、メモの取り方と合わせて上手な聞き方を実践しましょう。
質問をするポイント
わからないことをただ「わかりません」と伝えても、言われた方は何を教えれば良いのかわからないので配慮に欠けます。特に忙しい時にそのような質問をされると、教える気も失せてしまいます。そうならないよう、何を知っていて何を聞きたいのかをしっかりと伝えるように意識しましょう。
また、質問をする姿勢もとても重要なポイントです。教える立場に立ったことがある人は理解できると思いますが、質問をされて回答したことを次の日にもう一度聞かれると「話を聞いていなかった」と思い、質問した人に悪印象を抱いてしまいます。
この2つを総合すると、何もかもを先輩ナースに聞くのではなく自分でも調べる、そして聞いたことを忘れないようにメモを取る、ということを徹底するだけで印象が随分と変わります。
次は、重要なメモを取るポイントについてです。
効率的なメモの取り方
メモはあくまでもメモですので、説明してもらったことすべてを残そうとして書き起こしにならないように注意しましょう。聞かれた側もいつまでも書き起こしに付き合っていられません。簡略化や略語、箇条書きなどを活用し、短時間で取れるようにしましょう。時間に余裕がある時はメモした内容を復習して、認識違いがないかどうかを確認することも大切です。
メモの使い方
メモを上手に取っていても、活用することができなければ全く意味がありません。メモは相手の迷惑にならないよう素早く取ることが必要なので、時間が空けば空くほど見直した時にどういう意図だったかわからない部分も出てきてしまいます。ですからメモの効力は1日と考えておくことが上手な活用ポイントです。できる限りその日の仕事終わりまでに家で見てもわかるように整理しておき、いつ見てもわかるメモを作る習慣をつけましょう。
もしそれが難しいという場合には、休憩時間を活用してメモを流し読む習慣をつけておくのも効果的です。わかりづらいと思う箇所には解説を付け加えることも意識しましょう。休憩時間ならメモを取ってから短時間しかたっていないので、メモの内容だけでなく聞いた情報も頭に入っているはずです。記憶が残っているうちに反復して流し読むと内容がより頭に残りやすくなります。
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