効率的に用語集を使ってスキルアップ

勉強をする際に使用する用語集はとても大切なものですが、適当に選ぶとその勉強が無駄になってしまうことがあります。そうならないためにも「他の人のおすすめは気にしない」「実際に本を読んでから判断」この2つを徹底してください。
例えばその用語集の感想を聞いて参考になりそうと思っても、それはその人にとって合う用語集であったからに過ぎません。おすすめされるとついつい自分にも合ったものだと勘違いしてしまいがちですので、他の人のおすすめは気にしないで探しましょう。先輩などの自分よりも知識がある人のおすすめは特に参考にしてはいけません。知識がある先輩ナースだから、理解して読み進められている可能性があります。
現在はインターネットで簡単に本が買えるので、用語集を選ぶ際にもレビューを参考にして購入を考えている方も多いかもしれません。しかし実際に本を見ないで購入すると失敗することがとても多いです。必ず本の内容に少し目を通して、自分に合っているかどうかを考えましょう。

では実際に勉強をする際に、どのように覚えていくと効率的なのか考えてみましょう。専門用語については家で勉強をするのももちろん良いのですが、できるだけ働きながら覚えていきましょう。用語の勉強は1つひとつに長い時間をかけるのではなく、短い時間で何度も繰り返し、反復して覚えていきましょう。学生の頃を思い出してみましょう。数学の問題は理解するために多くの時間を必要としますが、歴史の年号などは空き時間で何度も反復して覚える方が効率的だったのではないでしょうか。用語の勉強は後者にあたりますので、メモを使って歩きながら勉強をする方が効果的です。
しかしただ見ているだけではいつまでたっても頭に残ってはくれませんので、薬品名や専門用語を隠し、効果や意味を見て答える解答形式で覚えるようにしましょう。そしてこれを完全に覚えるまで反復して何度も繰り返していきます。間違いなく覚えることができたという用語は外して、常にまだ覚えていない用語のメモがある状態でバインダーなどを作成しておきます。こうすることで仕事中に効率的に暗記をしていくことができ、家では暗記した用語が使用されている専門書を無理なく読み進められるはずです。